Case Study

007

旅行会社向けプレゼン用イメージ動画制作

3D素材を使用し、メタバースの世界観を表現

STEP 1

アイデアの創出からムービー制作のご依頼

旅行会社のサービスをメタバースで展開するにあたり、コンテンツの検討を行い、それらを3Dを使ったイメージ動画にするプロジェクトに参画しました。

このプロジェクトは新規事業の一環で、メタバース上で実装可能な技術を想定し、旅行者が新しい価値観やサービスを体験出来るということを目指したものです。
弊社は、コンテンツアイデアの創出からムービー制作まで担当しました。

アイデアの創出からムービー制作のご依頼

STEP 2

メタバースの体験価値を調査分析

まずはメタバースを知るために、コミュケーションサービス(交流の場)を調査しました。
実際に体験するまでは、アバターであれば気軽に話しかけたりできるのでは…と思いましたが、結果的には不特定のアバターに対して話しかけることは抵抗があり、コミュニケーションを円滑に行うには、現実世界と同じように何かキッカケが必要だと感じました。

サバイバルゲームやVR世界の調査も行いました。仮想の空間だからこそ得られる体験として、没入感があります。迫力のある映像や音により、あたかも現実に起こっているような感覚になることで、今までにはない体験ができることには可能性があると感じました。
一方で、長時間の利用は疲れやVR酔いなど身体的な点での難しさもあることも実感しました。

また現実世界との連動で価値が出せそうな事例もあることがわかりました。
例えばテニスの4大大会の決勝ショットの軌道をあらゆる角度から見ることができたり、さらにNFTとしてその軌道をデジタルデータで購入することもできるといったものです。

このような体験や事例の調査からUXのGood/Badを分析し、メタバースの体験価値についてまとめました。

メタバースの体験価値を調査分析

STEP 3

サービスアイデア創出のワークショップ開催

調査や体験についてまとめた資料や映像をクライアントへ共有し、メタバースについての理解度を本プロジェクトのメンバー全員で合わせました。メタバース空間に入る必要性、ここでしか得られないユーザー同士の体験やお得な情報提供などをサービスの大きな方向性とし、イメージ動画の内容について、ワークショップを行いました。

まずはメタバースでのサービスを考えるにあたり、メンバー各自のあったら良いと思うアイデアを自由に紙に書き出し、発表とディスカッションを行いました。調査内容をヒントにしたり、実体験からのアイデアを各自が出し、それについてのGood/Wantを全員からフィードバックをもらいます。
Goodは「よかった」点で、Wantは「もう少し聞きたい」点です。理由も述べて、ひとりづつ説明してもらうことで、全員が真剣に取り組むことになり、短い時間でもある程度の成果が出せました。

今回のワークショップは1ヶ月で2回開催。午後の半日(4時間)を使い、情報共有/アイデア検討/発表/ディスカッションとまとめ(今後の取り組み)を行い、サービスアイデアをまとめました。

サービスアイデア創出のワークショップ開催

STEP 4

メタバースのイメージ動画制作

ワークショップで出たアイデアから良いものを多数決にて方向性を絞り、3つのテーマで動画を作ることに決まりました。

1. 現実世界との連動を踏まえた観光スポットのメタバースサービス季節や時期に限定されているイベントにメタバースであれば参加できる

2. 旅行者(ユーザー)同士の交流の場をメタバース上に提供
興味のある旅行先について既に旅行した人たちの情報が気軽に確認できる

3. 手続きサービスのエンタメ化
漫画やアニメキャラクターによる旅行手続ができるサービス。
事務的な契約等についてエンタメ化することで、旅が最初から楽しめる

上記のように、実際のサービスにあったら楽しそうなアイデアをシナリオ検討、絵コンテ作成、デザイン、編集し、3Dでイメージ動画を制作しました。

メタバースのイメージ動画制作

新たな技術や世の中の変化で、さまざまなサービスが生まれていますが、調査や体験をもとに、事前にサービスを検討し、可視化することで可能性についてより深く検討することができます。弊社はアイデア検討からビジュアル化においてもサポートを行っております。お気軽にお問い合わせください。